黒子のバスケ

漫画・アニメ「黒子のバスケ」にはまっています!!私の世代だと、「スラムダンク」が鉄板なので、何回も読み返しては、その影響でバスケをやりたくなり、学生時代は、水泳部なのに、社会人になってから「草バスケチーム」を作ったこともあり、体育館を借りて仕事終わりに、仲間とバスケットに明けくれていた時代もありました。
恥ずかしながら、当時(20代前半)の頃に模写したものです。
井上雄彦先生の仕事に、係わったこともあって、生原稿を見たときには鳥肌が立ちました!!流川も私の模写で…到底井上先生には追い付かないです(笑)。それはさておき…ここからが本題です。バスケットを題材としたものでは、「黒子のバスケ」が私の中に輝ける作品となりました。それは、全巻を読み終えて…熱血少年漫画とは変わらないのですが、詩的なものを感じ、私の精神世界に相通じるものがあるのです!
「光と影」が全体的なテーマとなっていて、切り口の視点が、今までにはないスポ魂漫画ストーリーとなって、構成が凄くしっかりしているのです。【あらすじ】バスケットにおいて、体格にも才能にも恵まれない黒子テツヤはかつて、全中三連覇を成し遂げた「キセキの世代」5人率いる帝光中学に所属していた。「キセキの世代」とは、10年に一人の逸材が、帝光バスケ部に天才5人が揃ってしまったのだが…天才であるが故の「彼らの苦悩」も描かれている。黒子テツヤは努力に努力を重ねて…「ミスディレクション」(相手に自分の気配を感じさせない)という技術を身に着けて「幻の6人目(シックスマン)」として、帝光中学バスケット部のレギュラーとなり、「キセキの世代」5人に一目を置かれるようになる。そして、物語始めは、高校入学式から始まる。誠凛高校バスケ部に超影の薄い1年生、黒子テツヤが入部した。運動能力は平均以下だが、その影の薄さゆえに、相手に気づかれないようにパスを回すことができる...彼こそが、帝光中の「幻の6人目(シックスマン)」だった!さらに、誠凛バスケ部は火神大我という超大型新人を獲得する。「影」としての能力を持つ黒子にとって、天賦の才と高いポテンシャルを備えた火神は「光」となる存在となる。互いの力に支えられながら、ふたりは「キセキの世代」というライバルに挑んでゆく!
主人公がエースではなく、あくまでも「光」に対極して存在する「影」として、お互いの影響力を行使しあいながらのストーリー展開の切り口に新鮮さを感じます。それはまるで、「レンブラント」の「光と影」と似ているところもあり、私自身の「光と影」とやらを、心の棚卸としての担い手となった作品です。また、アニメ版では、個人的に贔屓している声優さん「神谷浩史」さんも赤司征十郎役として出演しています。アニメ版は現在(2017年1月)、テレ玉(テレビ埼玉)で放映されているので、毎週楽しみにしています。週刊少年ジャンプに連載していたスポ魂漫画ですが…全巻を読み終えてみると「始まりと終わり」とが一本の太い糸で繋がり、深く掘り下げてみると更にハマってしまいます。「キセキの世代」の天才であるが故の苦悩も「黒子テツヤ」が、試合をすることにより解決していき…「スッとした」気持ちがこみあげてきました。
例え地味であっても…努力により、自分の強みを活かしていければいいのだと教えてくれました。それは、多くの読み手に共通して感じることができるのだと思います。私自身の系譜と辿ってみても…「過去の栄光」なんてものがあったのか?分かりませんが…「影の時代」があるのなら、「光の時代」もあるのだろうと自身に言い聞かせながら、慎ましやかな人生を歩んでいきたいと思いました。何よりも…精神の内なるものとしての「影」を支えにしながら、「個性」という「光」との共生を大事にしていきます!!★「劇場版 黒子のバスケ LAST GAME」2017年3月18日に公開されます。その後の話になるので、とても気になる映画であります。
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